クロスコープの新規拠点計画、デジタルPRの回復状況等(2020年10月1日)
代表取締役社長の矢田でございます。
■シェアオフィス事業(クロスコープ)の新拠点のご報告
ちょうど本日開示しましたが、シェアオフィス事業における新規拠点として、横浜に新設するものといたしました。
レンタルオフィス「CROSSCOOP 横浜」2021年1月新規オープン
もとよりシェアオフィスにおいては、東京都市部に集中的に新設していくエリア方針でありましたが、コロナ禍の影響による外部環境ニーズと、当社の拡大方針をかけあわせて、『東京都市部』⇒『国内主要都市部』とエリア方針をややチューニングして進捗させていく第一歩です。顧客ターゲットとしては変わらずに中堅・大企業向けのハイグレードとして提供してまいります。あわせて、当社ターゲットとしている中堅・大企業のサテライト分散化への進捗スピードは、ベンチャー・中小企業のそれよりも遅い傾向があります。よって、しばらくは想定席単価よりも低く販売価格を設定し、稼働率優先の営業方針としてまいります。
結果として、利益貢献面が、限定的となる期間を過ごすことになりますので、拠点設営による財務インパクトを最小化するためにも、当面は『新設拠点の拡大スピードはおとなしめ』にする予定です。具体的には、横浜拠点は約460坪(国内拠点における総面積を13%ほど拡大する影響度)となります。参考までに1年半前の新橋拠点は1,000坪で総面積を40%ほど拡大する影響度でした。現時点においては、中期に『年に1都市程度のペース配分』で新設していく水準での拡大推進が適当であろうと判断しているところであります。
■デジタルPR事業(インフルエンサー、リリース配信、クリッピング)の回復具合
コロナ禍による外部環境の影響を大きくうけておりましたが、順調に回復をみせているところです。数日後には、こちら KPI速報 にもKPIを更新してまいります。
特に影響が直撃的だったインフルエンサーマーケティング(ファインドモデル)においては、1Qを底として2Q終盤にかけて急激な回復をしているところであります。これに大幅増強投資してきた法人営業部門の内部環境要素が加わり、足元の受注状況はコロナ前の『成長度合い』に近づいてきていると考察しているところです。
法人営業部門の増強投資は、実を結ぶことが概ね見えてきておりますので、これも持続的な投資をしていく項目として確信をしているところではあります。とはいえ、やみくもに人員増強するつもりはなく、受注生産性を考慮しながら、今年度の4Q終盤くらいから人材増強するくらいのタイミングいければよいかなと思っているところであります。
■海外事業の状況について
当社では、ASEAN主要国にいくつか拠点をだしておりますが、コロナ禍ほどに政治力が影響を及ぼすものだと感じたことはありません。これをポストしている今もなお、都市部ロックダウンしている国、感染者が依然拡大し続けている国もあり、それでいて、日本と同じように経済活動の回復活動をしている国もあるわけです。ぼくからは、そこに宿る考慮の一端のさらに一端程度しか見えてないませんが、国単位での政策差が如実にでていると感じているところです。クロスコープの海外拠点においては、営業回復中、営業停滞中に加えて、ロックダウン中もあることにより、まだまだ不確実性が多い要素として居残っているというのが現時点での率直なところなので、この点はポストしておこうと思います。
以上、各セグメントにおける投資状況ならびにKPI進捗コメントをポストさせていただきました。
投資家の皆様におかれましては引き続きのご支援のほどよろしくお願いいたします。