年末のご挨拶(2020年12月28日)
代表取締役社長の矢田でございます。
本日は当社の最終営業日です。
■過去3年間の年末の振り返り
・2017年 (運営管理の効率化)AI機能開発で運営生産性を高め利益率向上を実現
・2018年 (新プロダクト開始)Find Model/Risk Eyes開始
・2019年 (トップライン先行投資)営業部隊投資・新橋拠点投資のスケール投資
■今年末の振り返り
・2020年 (投資効果に急ブレーキ)コロナ禍で見込んだスケール進捗が一次停止
コロナ禍は、中長期方針(スケール追求、GET100)について、『推進方法や推進スピード感』の実効性を大幅に毀損するものとなりました。想定していた実効スピードを一時見合わせとせざるを得ない状況に苦しんだ期間でありました。
シェアオフィスセグメントは、企業のダウンサイジング開始、類似企業の増加によるダンピング等が急激に重なり苦戦を強いられています。但し、企業のダウンサイジングの方法論として、シェアオフィス活用が標準的な選択肢となってきたことは歓迎すべきことと捉えております。従って、当社がやるべきは、(特に海外拠点の)コロナ禍による急激な不採算拠点を段階的に清算しながら、優良な価値ある拠点投資を緩やかに実施。全体スケールを維持ないし緩やかな拡大進捗としながらも収益性の改善向上をしていくことにつきます。
デジタルPRセグメントは、一度大底に落ちたものの年末現在では成長路線(年率20%成長水準)に戻していることが好材料であります。法人営業体制を大幅に強化した投資効果が、ようやく顕在化してきたものと解釈しております。とりわけインフルエンサーマーケティングとリリース配信の成長が好材料となります。営業体制強化の投資は、一時的に停止しておりましたが、内部の生産性をみながら、ボリューム・投資ペースについてこの年末に考えめぐらせてみようと思っているところです。
この他に内部の組織マネジメント強化に力を注ぎはじめております。サービス組織毎に(コロナ禍により)課題や対策が違い異なってきております。経営管理をスリム化し、執行コミットの強力なマネジメント配置が必要であります。これまで当社の支柱となっていた幹部メンバーは、リーダーシップを発揮する適材適所を今一度再考し、執行面で最大出力できる配置転換を一部推進しています。コロナ禍による難局を粘り強く乗り切りながらも、成長に貪欲な組織戦ができる体制づくりに着手しております。会社の規模的にもおそらくそういう時期なのでしょう。
さて、年末にさしかかりコロナ第3波は留まりそうもなく大変厳しい国内環境ではありますが、当社の成長の芽を留めることのないよう考え巡らせるお休みを頂戴したいと思います。
改めて、投資家の皆様におかれましても、今年はコロナ禍一色の1年間でした。
本当にお疲れさまでした。よいお年をお過ごしください。