2024年3月期3Q決算の概要(2024年2月9日)
代表取締役社長の矢田でございます。
経営トピックスおよび3Q決算についてご報告/補足説明とさせていただきます。
●業績ハイライト(決算概要資料はこちら)
▼累計(4-12月)
売上高 2,922百万円(前期: 3,535百万円)※国内シェアオフィス撤退の影響で大幅減収
営業利益 △48百万円(前期:△206百万円)3Qより大幅改善
当期利益 △122百万円(前期:△170百万円)3Qより大幅改善
▼3Q(10-12月)※事業構造転換期
売上高 762 百万円(前期:1,232百万円)※国内シェアオフィス撤退の影響で大幅減収
営業利益 15 百万円(前期:△ 21百万円)8四半期ぶりに黒字転換
当期利益 104 百万円(前期:△ 21百万円)8四半期ぶりに黒字転換
経営戦略として構造改革を断行してまいりましたが、3Q(10-12月期)がその顕在化の転換期となっています。国内シェアオフィス事業の残存損失(10-12月:売上0百万円、営業利益△15百万円)が含まれるものの、国内シェアオフィス事業の撤収により収支構造が大きく変わりました。また、この断行過程にあたり、一時的に財務超過状態になっていた状態でしたが、これも自力改善すできています。
また、このデジタル事業に体制を傾注していく体制準備として、ベトナムのオフショアエンジニアリング事業者をM&Aすることで開発体制をより強化するものと致しました。取得して1~2ヶ月経過段階ではありますが、すでに複数のPJ進行を担っており、当社のサービスの機能拡張が大幅に加速することができているところです。
●デジタルサービスのトピックス
ニュース配信サービスにおいては推しプランを、低額プランから高額プランへシフトしたことで生産性を高めた側面を持ちながらも、利用者数が大幅に減少しております。この期間に付加価値機能(記事化の大幅増加や動画機能やその他開発中のものも含め)の充実しながら、段階的に新規獲得を増加していく想定でいるところです。
一方で、インフルエンサーPRが大手広告代理店からの引き合いが増えてきていることから、安定した案件数や取引単価の向上が発現しております。また、リファレンスDX(リスクチェックSaaS)においては、いち早く新規獲得活動にふりきったことで、獲得効率がより高まったこともふくめ、高い成長率で進行しているところであります。
これらにより、全体のウエイトが多少変化しながらも、四半期単位あたりで、約4,000社弱のお取引に対して、1社あたりの取引額が過去最高水準になっております。
事業体の構造変革が進行できたこともあり、個別の機能拡張もさることながら、中期的な拡大戦略的な面を推していくシーンに差し掛かりつつあります。前述した提携面(結果、ふりだしに戻ってしまいましたが)もその一助となる性質であると捉えておりましたが、ここ2~3年においては、スケール面について後手とする内部環境にありましたが、新年度にむけて、拡大戦略と利益戦略を併行するような新たな中期目線の方針を準備していこうと思っているところであります。
以上をもちまして、3Qの決算概要説明とさせていただきました。
投資家の皆様におかれましては引き続きのご支援のほどよろしくお願いいたします。