2025年3月期1Q決算の概要(2024年8月13日)
代表取締役社長の矢田でございます。
●業績ハイライト
売上高 716 百万円(昨対:62.9%)
営業利益 32 百万円(昨対:黒字転換)
EBITDA 79 百万円(昨対:252.1%)
当期利益 △5 百万円(昨対:大幅改善)
構造改革を着実に実行し、収益の大幅な回復をしております。事業縮小したシェアオフィスの影響で売上高は減少しておりますが、営業利益水準は大幅に改善され黒字転換しています。 ※詳細は決算短信をご覧ください。
●主要トピックス
7月1日にはジーニー社からの払込により約13億円の増資を完了いたしました。これにより自己資本比率は大幅に改善し財務体質の健全化を実現することができています。なお、この増資に伴いかかる手数料や登記費用等については、本決算発表時には確定しているということもあり、先行して1Q計上(約35百万円)をしております。
また、本日開示いたしましたが、唯一シェアオフィス運営を継続していたシンガポール子会社の株式譲渡契約を締結し、9月(予定)にて子会社株式を譲渡することになりました。これにより当社はシェアオフィス事業から完全に撤退することになります。この決断は、当社のリソースをより成長可能性の高い事業に集中させ、持続的な利益の拡大を目指すための重要なステップとなります。
これらにより、次回2Qの決算時においては、
・株主資本の大幅な増加(財務健全化)
・シンガポール子会社株式の譲渡による譲渡益
が反映されることで、着実に事業構造のターンアラウンド実行が投資家の皆様にお伝えできることになります。
●今年度の推進方針
高付加価値サービスの提供を強化し、収益性の向上に努めていくことになり、ジーニー社との提携の骨子でもあるプロダクト開発力の向上は、当社の主要商材のプロダクト開発を大きく改善、前進されることについて、既に着手されており、所感ではありますが、ジーニー社の技術開発ナレッジに唸っているところであります。
一方で、財政面の課題がようやく解決を迎えた契機でもありし、おとなしく事業推進していたこともありますので、ここから、主要指標のトレンドを大きく変えていくことにしたいと思います。ここ1年半程度は新規顧客獲得をやや緩やかにしていたのは事実でありますので、改めてここで積極的に進め、取引社数のトレンドを変化させる施策を推進していきます。
また、新規事業開発やM&Aを通じて、持続的な成長を目指し、株主の皆様にさらなる価値を提供する所存です。シェアオフィス事業からの完全撤退に伴い、リソースを成長性の高い事業へ集中させることで、今後も持続的な成長を実現していきます。
以上、本決算の概要説明の補足となればとポストいたします。
投資家の皆様におかれましては、引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。